日本語は多機能で、同じ発音の言葉に違う意味を乗せることができます。
副業もそのひとつ。
声に出せば「ふくぎょう」なのに、副業、福業、複業もあります。
ふくぎょうの共通点は、自分がやりたいかどうか、好きなことにつながるかどうか。
今回は、起業や独立をするときに考えたい、自分の好きなことを見つけるための複業について書かれた西村創一郎さんの著書「複業の教科書」をブックレビューします。
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すぐに読めるもくじ
週5残業して会社にお給料をもらう時代は終わった
本の著者の西村さんも警鐘を鳴らしているように、人生100年時代の中で一つの会社、一つの仕事だけで十分なお給料が約束されている時代は終わりつつあります。
- 年金出せないかもよ → イデコ、NISAの積み立て投資もあるよ
- 企業の黒字が見込めない → 副業していいよ
実際に副業をオーケーしている会社は多くはないですが、働きながら「ずっとこの仕事を続けられるのだろうか」という不安は独身女性の誰でも抱えている不安です。
そこで提案されるのが、好きなことをできるだけ小さな範囲で稼ぐ力にする複業です。
複業の収入とはお金以上の信頼と新世界
私も、副業よりも複数の仕事を持つ『複業』に近いスタイルなので、本の中でたくさんの共感ポイントがありました。
無理をしない
著書の中で西村さんが形を変えて何度も『無理をしない』ということをお話しています。
たとえば
無理なくできることだけに特化する(目次より)
自己管理、睡眠時間を削ってはいけない(目次より)
自分の好きなことを複業にする。わざわざ苦手なことや嫌いなことはやらなくていいと本文で断言していました。この考え方は、私も大賛成です。
『本業で神経をすり減らして、人間関係に苦労してお金を稼いでいるのに、まだ泥沼につっこむなんて』と心配しちゃいます。
もちろん、エンジンをかけるべき時期はあると思います。
ふんばりどころというやつは持っておくべき、フリーランスになると時間の自由が利くだけに自分に甘くなる傾向があるので、ダッシュする時のために無理せず調整しとこう!と思うわけです。
ファイナンシャルアカデミー代表の泉正人さんの言葉
コラムとして、複業で会社を立ち上げた女子サッカー選手の永里優季さん、ユーチューバーを複業にした商社マンにインタビューしているコラムが3本収録されています。
中でも、お金の教育事業に積極的なファイナンシャルアカデミー創立者の泉正人さんの話がふむふむでした。
一人で仕事をしていると、どうしても人と比較して落ち込んでしまったり、成果や自分自身を高い理想に置きがちです。
日本一、トップを目指さなくていい
人は誉められたい、すごいっていわれたい、認めて受け入れてほしいという承認欲求があります。
- グーグルの検索でトップにくるブログになりたい
- メルマガ読者500人ほしい
- ネット収入で暮らしている自由な人と思われたい
とかとか、もちろん私も承認欲求めちゃくちゃありますよ。
- マッサージ上手だね(と指名されたい)
- ブログおもしろいよね(と言われたい)
- 37歳に見えないよね(と誉められたい)
- 君しかいない(と求婚されたい)
女の承認欲求は怖いもので、お財布の中身から寝起きの顔まで褒めてほしい欲の固まりなんですよ!
その1番は高く持ちすぎない方がいいそう! しかも○○○で1番でいい(この答えは本に書いてあるので、ここでは伏せておきますね)という狭さ。
得意なことを小さく作り続けることで、自信ができてくるのでは?という話でした。
まとめ
ちょうど、複業の教科書を読んだときは私自身もうだつのあがらない、日々のタスク管理すらできず、ブログも更新できずで落ち込んでいました。
読んでいると、私の学んできた未来型ドリームでも提唱されること(一人のお客さんに届ける姿勢)を再確認できたのが良かったです。
改めて自分のビジネスやフリーランスな生き方について、良いか悪いかを判断できた気がします。
こういう本は、1から100まですべて実行するわけじゃなくて、私だったらSNSを使う話は、私は自分には合わないのでサラっと読み飛ばします。
つい深く読んでしまうと、私もSNSやらなくちゃいけないと引っ張られてしまうからです。
今は、○○しなきゃダメだ!という視野の狭さはなくなったけど、落ち込んでいるときは人間多数決とか流行に惑わされてドボンするので要注意ですね。
これから自分のビジネスを作りたい、インターネットで集客や仕事を慕い人は読んでおいて損はない本だと思います。
ではでは!
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